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昨日、糸満市米須にあるキャンプタルガニーという美術館へ行ってきました。
ここは主の大田さんという方が私財を投じて建てられた美術館で
大田さんは沖縄の現代美術の発展のために活動されており
この美術館も若手作家の作品展示の場として提供しています。
建物は写真のように、琉球の瓦家とコンクリート棟から成っており
中庭の巨大石灰岩を抱いたガジュマルが圧巻です。
このコンクリート棟が展示スペースなんですが
照明が一切なく、すべて自然光を使っていてなんとも気持ちの良いスペースです。
さてここに行ったのは
現在木下哲人さんの個展が開催されているからです。
木下さんは現在、沖縄県立芸術大学彫刻専攻で鍛金の講師をされている方で
日夜、鉄を叩いて作品を作っています。
うるさいから夜はやってないかも。
えーとちょっと長くなるんですが
木下さんは東京藝術大学卒でありまして
そこの先輩に桐山征士さんという方がおられまして
で、桐山さんの奥さんが
僕の妻の妹さんでして
つまり木下さんは、僕の義理の弟(年上)の後輩(年上)なんです。
そんなわけで去年、木下さんと知り合ったわけです。
さて作品なんですが
冷たくて硬質な鉄をこんなに柔らかく表現できるのか。
というのが第一印象。
グニャグニャじゃん。という感じなんですが
グニャグニャの中に、鉄のもつ重さというか鈍さというか
存在感がはっきりと感じられました。
制作途中の写真を見せて頂いたんですが
叩いて曲げて溶接してという、一見大雑把な作業なんだけど
仕上がった作品は非常に繊細でありました。
すごいなー。
かっこいいです。
木下さんの個展は2/17までやっています。
建物も含めておすすめです。
○CAMP TALGANIE artistic farm
開館11:00〜閉館日没まで(照明がないので)
火曜休館
※会期中のみ開いています。
沖縄県糸満市米須304
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