羨ましい。

普段そんなに人を羨ましく思う事なんてないんですが
こないだはすっごい羨ましかったわけですよ。

ある友人夫婦なんですがね
最近引っ越したそうで、そこの庭だか空き地だかで
ウコッケー飼ってるんだって。
へえへえウコッケー！楽しそうだねー。
とかなんとか話してたんですね。

でねでね、ウコッケーくらいって言ったらアレだけど
そーんなに超スゲー！ってほどではないでしょ。
したらね、もうじき九州からロバが来るんだって！
ロバ飼うんだって！
ロバ飼うんだってよ！？
ロバだよ！？

超スゲーよねー。
もう羨ましくってさー
それ聞いた日はロバの事ばっか考えちゃってさー
知らぬ間に「ロバかあ」とか呟いてたり
うちに帰ってからも、妻に「彼らはロバ飼って何すんだろう？」
とか、知るもんか的な質問をブン投げてしまう始末。

その夫婦の奥さんは、あるカフェで働いており
先日もそのカフェに行ったので
鼻息も荒くロバの事を聞きまくったわけです。
したらね、その旦那さんはパンを焼いてるんだけども
ロバが来たら、荷車かなんかを引かせて
ロバのパン屋さんやるんだって！
フンガー！
羨ましいザンスー！
僕に出来る事といえば
足繁くロバを見に通って
写真を撮ったり
ニンジンをあげたり
触ったり撫でたりくらいなもんで
こう、玄関先に繋いどいたらヒモがほどけて家の中に入って来ちゃってコラコラー。
とか、一緒に散歩してたらでっかい何かが落ちてたからロバに引っ張ってもらって帰って来た。
とか、調子悪くて獣医さんに来てもらって心配で夜も眠れないで・・・
とかそういう関係は僕には結べないんだなー
などと考えてたらちょっと寂しくなってしまって
どんだけ人んちのロバを気にしてんだよ俺。と。

でも彼らもすーごい楽しみにしてるみたいだし
絶対に可愛がるだろうし
これからやってくるロバもきっと幸せだろうなー。
で、僕にはそういう素敵な友人がいるってことだけで充分じゃないかと。
やっぱり人を羨むべきじゃないんだなーと思いました。
結局ジャイアンみたいな事になっちゃうんだなーと。

だもんで
ロバを見にいくというより
ロバやらウコッケーやらパンやらに囲まれて
楽しそうにしている彼らを見に行こうと思います。